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2005.10.31

8年ぶりの再会

406263659X接触
P.コーンウェル

講談社 1997-12
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 ってなわけで、8年ぶりにケイ・スカーペッタである(^_^;)。今更とはお思いでしょうが、ワシが読んでなかったんだからそうなのである。いや~、当時そろそろ食傷気味で相原真理子の翻訳も鼻に付きだしてたってのもあって、一時離れようと思ってそのまま8年である。新刊のハズが今や黄色い新古本(^_^;)。

 これだけ死が日常な主人公もなかなかであるね。シリーズごとに敵が強大になっていく…ほとんど漫画の世界だよね、これ。それでも“どシリアス”に書き続けているコーンウェルに脱帽です。ミステリにウザイ恋愛模様はご遠慮申し上げたいところですが、そこんとこ除いてもまずまずの高水準ストーリーテリングに「ま、売れてるわけだ」と再認識致しました。

 今まで、どこまで読んだかも忘れていたため本書を手に取ったわけですが、次は一個戻って『死因』を読むことにしよう。未読シリーズが結構残ってるので年末まで読む本に困ることもないッス。

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2005.10.20

血ダルマ熱のエンタメ度

4106027607血ダルマ熱
響堂 新

新潮社 1999-05
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 響堂新の99年当時の作品。結構古いのだが、現時点で特効薬が発明されたって話は聞いてないので、出血熱の恐怖が今も生きている医学ミステリですな。ただし新潮ミステリ倶楽部の作品群の一冊なので、かなりツイストが掛かっていて、読むより映像で見た方がおどろおどろしさ満載でハリウッド系リメイク向き作品と言うべきか。ミステリ的要素をアメリカンなエンタメ風にブラッシュアップしてくれれば十二分に05年以降の作品としても通用すると思うのだが…どうでしょう(^_^;)。作者がまじめなお医者さんだってのがよ~く分かる作風で、辟易する部分も今となってはご愛敬。最新作『白魔の湖』ではかなりエンタメ風に作風も進化してますので、比べてみるのも一興かな。

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2005.10.19

こんな本を買った

 響堂新『血ダルマ熱』(新潮社)鈴井編集長『大泉洋』(新潮社)T・ジェファーソン・パーカー『カリフォルニア・ガール』(早川書房)宇月原晴明『聚楽 太閤の練金窟』(新潮文庫)それと中沢新一『アース・ダイバー』ね。この秋、やたら新刊ばっかしに財布の紐が緩むのが脅威である(^_^;)。まだまだ買いたい本がゴロゴロ。どうするかね、一体。読み終わってもいないのに買いたくなる衝動。やばいぞっ、これ。萩原浩の『さよならバーディー』もS・カーニックの『覗く銃口』も、いつ出るかも分からない樋口明雄の新作(狼叫の続編だぁ)も買って積んでおきたいぞっと(^_^;)。

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地球を潜れ

4062128519アースダイバー
中沢 新一

講談社 2005-06-01
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 目の付け所がさすがですね。湿気たジメジメ岬の先端…う~む、目から鱗である(^_^;)。都内在住者には必読本であると言っておこう。街を見る目が変わること請け合いであるぞ。

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2005.10.14

今更ですが『殺す警官』

4102017119殺す警官
サイモン カーニック Simon Kernick 佐藤 耕士

新潮社 2003-08
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 最新刊で新潮から『覗く銃口』が出ておりますので、まあ、本作も好評のうちに次回作へ繋がったんだろうと勝手に想像して読み始める。最近売れない海外翻訳文庫ってな三重苦みたいな出版界で、こうやって好きな本を読むのも結構難しい状況下、皆、翻訳ではなく原書で読んじゃおうって動きもそろそろ大きな石の下の虫じゃないけれど、蠢きつつある昨今の読書事情。気に入った翻訳家の海外ミステリを、最近お安くなったスコッチのハイランドモルトなんぞを傾けつつ国産ミステリにはない緊密感を存分に楽しめる作品に仕上がってると一応誉めておこう。そこそこ面白い作品が売れないと、それこそ出版不況で売れ筋じゃない本はみんなお蔵入りになっちゃうんじゃ、あまりにも寂しいから。だからして、本作に限らず、ここを読んでる皆は翻訳ミステリをガンガン読むように!以上、終わり。

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2005.10.13

白魔の湖…う~む

4758410569白魔の湖(うみ)
響堂 新

角川春樹事務所 2005-10
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 相変わらず書店で見掛けない角川春樹事務所本。Amazon.comでも出荷まで4~6週間だって(-_-)。ま、読み終わったんで、もうどうでもいいか(^_^;)。やっぱし、カーペンターのエグさが響堂新には欠けてるかなってのが正直な感想だなあ。端正な作品ですがホラーにはなっていない。『ウルトラQ』以上『遊星からの物体X』未満ってとこか。まず日本人冒険旅行家連中。もっと若気の至りでお馬鹿さんぶりを散々に描き上げていてくれれば、端正さをぶち壊すパワーが作品に漲った可能性もあったりして。いささかいい子ちゃん過ぎて面白くないぞ。ロシア人クルーの裏工作とか、色っぽいサービス場面とか、エンタメ系を意識する部分がもう少しあっていいかな。でも、水準以上か。よって響堂新作品をもう少し探してみようと思ったのでした。

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2005.10.01

恩田陸旧刊を読む

4334923585劫尽童女
恩田 陸

光文社 2002-04
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 文庫化されちゃったけど未読だった本書を一日で読破する。キングの『ファイアスターター』にインスパイアされたってどっかで読んだけど、ま、亜流のママ終わっちゃった感が強い(^_^;)。設定がこなれてないっていうか、ZOOの存在が中途半端でヒロインに感情移入するのは結構難しいと思うぞ。ま、恩田陸がこんなジャンルにチャレンジする精神に☆一個おまけ。

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