2008.05.09
2008.05.03
2006.11.13
S・キング『不眠症』
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古書店で未読のまま積まれていた『不眠症』上下巻を3分の1のお値段でゲット。随分と昔、図書館で借りて途中断念した記憶が…。最近、あっさり醤油みたいな国産ミステリばかり読みあさっていたものだから、こってりトンコツ系のS・キング本をたまには読みたくなるってもんですわ(^_^;)。
老境の主人公なんて昔は読む気もしなかったのに、最近じゃ感情移入出来る年代に差し掛かり若い奴らを敵対視してる自分に「おっとっと」。と思いきや、マナーも知らないバカ老人には「このクソじじい」とか心の中で罵声を浴びせてる自分は、いかにも宙ぶらりんな年代なのだなとしみじみ思う秋の黄昏(^_^;)。
老人版『IT』ってな趣の作品だそうで、舞台も同じくデリーってことは、例のピエロの亜種が登場でもするのでしょうか?ま、ちょいと期待しつつ、これからゆるゆると読んでいこう。
2006.09.02
川端裕人
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川端裕人ってハズレは少ない作家って認識なんですけど、『銀河のワールドカップ』なんてSFチックなタイトル付けられちゃうと、腰が引けて立ち読みでページを開くことすらせずに敬遠していた自分が恥ずかしかったりする(^_^;)。『龍時』書いてた野沢尚亡き後、エンタメ系文壇でサッカーどっぷり小説でコアなファンを楽しませてくれる作家が出て来てくれたことに感謝。
見直すきっかけは、W杯中に某雑誌で川端裕人がサッカーコラム書いてるの読んだからなのですよ。単なるミーハーでもないし、馳星周や金子達仁みたいに××なところもないし…(^_^;)。この人のサッカー好きだから見てるんだよって姿勢が、作家川端裕人として文体にどんな風に絡み合うのかなという興味が膨らんだわけ。
言ってしまえばサッカー小僧小説なんだけど、某ギャラクティコとの奇想天外なマッチアップがクライマックスなんだけれど、序盤から実在のサッカー選手と峻別して某ギャラクティコだけは変名で通していたのは、クライマックスシーンを堂々と書き上げるためだったのね(^_^;)。あれでベッカムやらロベカル出しちゃったら、やや問題有りかも知れないッス。
小学生のサッカーシーンをここまで昇華させて書いちゃうと、ホントかよって突っ込み入れたくなっちゃうけれど、まあ、今のサッカー小僧って憎らしいほど上手いのゴロゴロいるから、あながち嘘っぱちとも言い難い時代なのかもしれません。いい時代になったなあ、としみじみ思うのだ。
2006.08.07
2006.04.14
ダン・ブラウン新作?旧作?
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新作として書店では平積みされてますが、これってデビュー作ッスよね。洋書ではぺーぺーバックでずっと前から出ているのは知っておりました。国内で翻訳されないのはそれなりにそれなりな本なんだなと勝手に納得しておりましたが、ビックリするほどではないにしても『ダヴィンチ・コード』を彷彿させる結構スリラーとしてはイケてる作品ではありませぬか。というか、原型がここにあったって感じ。ただネタが古いのと、プロットの組み立て方が似たり寄ったり感が少々鼻に付く可能性も…ってことで次回作ラングドン物で新機軸に期待しよう。
2006.03.15
風魔小太郎
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風魔忍びって、ま、敵役がせいぜいで、本作品のように戦国時代から徳川の世を駆け抜けた忍者と言うよりも漢気を感じる時代小説って久々である。宮本昌孝というより池波正太郎の味わいに近い感じが何とも懐かしい。山田風太郎の忍法帖も読めなくなってしまった21世紀に、17世紀ジャパンのカオスと蛮性をぶち込んで練り上げた背骨の太い物語である。授業で日本史が大嫌いだった元学生の諸君は、こういう本で歴史が好きになってくれれば言うことはないのだが…ま、そういう輩は本を読むまい(^_^;)。
2006.03.03
さよならバースディ
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荻原浩のミステリジャンルから束縛されない自由な筆致が好きだ。書きたい作品のテイストがたまたまミステリの範疇に引っ掛かっただけってスタイルが、凝り固まったミステリおたくから極北の距離にある作品の暖かさが、じんわりと染み出す本を読む喜びにストレートに繋がるところが若い読者にはお勧めなんだけど、ま、そういう方にはYoshiでも読んで頂いて、活字中毒者への扉を叩いてからこちら側に来て頂きたい。ネタ割りしちゃうと俗っぽくて赤面しちゃうほどベタなんだけど、純愛小説として読んでもらえば、目くじら立てるほどでもなくミステリ的に不満爆発な方にもある程度納得して頂けるのではないか。ってなわけで、純愛続きで次は雫井脩介『クローズド・ノート』へシフトアップして愛ある世界にどっぷりと浸ろうではないか(^_^;)。
2006.01.21
うむむむ『斬首人の復讐』
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やっとこ読了。真犯人が新犯人であったサプライズ(^_^;)。終盤戦手前であっさり真犯人が射殺されちゃうのは、新犯人が終盤戦の構成要因をしっかり成しているからなのね。マイケル・スレイドならではのえいやっとばかりの大ひっくり返しが大袈裟ではあるが、逆に大袈裟でなくては物語が成立しない一大構成要素なのであるなあ。小ネタじゃファンは納得しない。呆れるばかりの大風呂敷こそがマイケル・スレイドなのである。ってことで次は『暗黒大陸の悪霊』へとなだれ込む予定(^_^;)。
2006.01.09
なかなかじゃん>荻原浩
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荻原浩って何作か読んでるけれど、オレ的には決定打がない作家。あくまで個人の趣味なのですが、大人の余裕がありすぎて、サラサラ感の漂う作品の粘度を上げて行けないジレンマみたいな?暑く萌えない、じゃなかった燃えない作風にある種限界点が…。臨界点目指して殻を一つ破れば、なんて外野は好きなこと言えるから…でもまあ、文庫とはいえ正価で購入した本を著した荻原浩という作家に対して言いたいことは言える立場ッスから(^_^;)。
単なる甘酸っぱい青春ものかと思いきや、後半戦へと突っ走るサイコスリラー固めみたいな力業に結構ビックリ。こういうひっくり返し方はナイスですわ。青春の蹉跌とリスタート。東直己と並行読みの最中でしたが、こっちが優先で読了。サイコだけど後味は悪くない。荻原浩の作家としての振れ幅の大きさが上手く出た作品として誉めておこう。











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